1983年のソ連映画「ノスタルジア」の4K修復版の登場です。(シアターキノで上映中)
難解で哲学的な映画ですが、4K版でタルコフスキー独特の映像表現、水や自然の描き方をよりリアルに感じることができます。
映画はイタリアで撮影されていますが、「惑星ソラリス」で描かれたような水辺など、ロシアへのノスタルジーを掻き立てるだろう風景が出てきます。
私(トーシャ)は1991〜92年にロシアにいたので、雰囲気がすごくよくわかります。
強いノスタルジーを映像で表現し、言葉でも語ったタルコフスキーですが、これ以降、ロシアに戻ることはありませんでした。
権威主義国家、ソ連で感じる抑圧感は経験しないとわかりません。その重さは、タルコフスキーの強いノスタルジーを上回るものだったと想像します。
タルコフスキーは、私もよく通っていた、レニングラードのキーロフ劇場(現サンクトペテルブルクのマリンスキー劇場)でオペラの演出も担当することがありました。同劇場の普段の演出は私のイメージでは絵を描いた幕を何重にも用いた絵画的なものが多いのですが、タルコフスキーの演出は霧の中に登場人物が浮かび上がるような映画的な印象のシーンが多いです。
タルコフスキー作品は難解ですが、ブックカフェの本棚には関連図書もありますのでご覧ください。
店では、タルコフスキー作品によく出てくる「グジェリ陶器」なども置いています。
また、毎年、当店でコンサートを開いていただいている、フィレンツェ出身のアントニアさん(普段はサンフランシスコ在住)はタルコフスキー監督の息子さんとフィレンツェの同じインターナショナルスクールに通っていました。アントニアさんのお父様はスコットランド出身の言語学者で、モスクワに留学していたこともあります。今年は7月に来札します。コンサートは7月20日の予定です(仮)。コンサート後などカフェコーナーで気軽にお話できますので、興味のある方はお気軽にお越しください。
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